トコジラミは戦前まで一般的によく見られた虫ですが
戦後、衛生環境の改善や殺虫剤の使用により、1970年代にはほぼ見られなくなりました。
そのため「衛生的ではない環境にいる虫」というイメージが強いかもしれませんが、
なんと、来年の夏にオリンピック開催を控えたフランスのパリなどで、大量のトコジラミが発生しているのです。
今年だけの現象ではなく数年前から起こっており、しかも毎年発生は増加傾向にあるとのことですが、これはフランスに限らず世界中どこでも起こりうることで、実際この日本でも問題になっています。
原因のひとつに、気軽に海外旅行に行ける時代、グローバル化というのが挙げられます。
トコジラミは、ヒトやモノと一緒にやってきて繁殖してしまうのですね。
そんなトコジラミは、夜行性でエサは血液のみ。
そのため寝ているときに吸血されることが多く、アレルギー反応による激しい痒みは安眠妨害も甚だしい。
寝具の縫い目やカーテンの折り目など、どこにでも潜める隠形術の使い手。
満腹になると4~10日ほど隠れて動かず、エサがなかったり低温状態でも1年近く休眠可能。
唯一の救い?は、蚊と違って(よほどのレアケースが起こらない限り)病気を媒介しないことくらいでしょうか。
一度持ち込まれてしまうと、気づかないうちに手遅れに・・・なんてことも。
あれ、もしかして・・・?と思ったら一度ご相談ください。
一般家庭はもちろん、宿泊施設なども対応しておりますよ。
-----
お問い合わせは、あなたの街の西武消毒まで!
-----
2024.3.7追記
「トコジラミ」が、Xでトレンド入りしたようです。
また増えてきていますね・・・。
簡単にできる対策として
海外から購入した商品に限らず、段ボールは商品を出したらすぐ捨てる、
国内でも海外でもホテルに泊まるときは、
まずベッドのシーツをめくってチェックする(特にマットレスの隅や、縫い目など)、
荷物がすっぽり入るような大きなビニール袋に入れておく、など
「持ち込まない・持ち帰らない」よう心がけましょう!